今回紹介するのは、現代音楽の作曲家、ギャビン・ブライヤーズのミニマル・ミュージック、「イエスの血は決して私を見捨てたことはない」です。

ミニマル・ミュージックとは、同じフレーズ、似たようなフレーズを延々とループする音楽で、その代表格はテクノですね。

ジェームス・ブラウンのファンクや、フェラ・クティのアフロビート、バリのガムラン・・・などもそう。恍惚感/陶酔感を誘う音楽です。

画像1: 【最終回】ただ老人が同じフレーズを呟くだけのCD:ギャビン・ブライヤーズ「イエスの血は決して私を見捨てたことはない」

このブライヤーズの作品も、浮浪者の老人が呟いた、

"“Jesus' blood never failed me yet, never failed me yet, This one thing I know, for he loves me so.”"

という25秒ほどのワンフレーズを、延々と74分間ループするわけです。

74分かけて、バックのオーケストレーションが徐々に厚みを増していくのですが、何しろそれも超スローペース。ほとんど変化を感じられないでしょう。

歌謡曲やポップスと違い、サービス精神溢れる盛り上がりなど皆無。こういうのを聴き慣れていない人(大多数の人)にとっては拷問でしかありません。

しかし、聴く訓練をしていくと、だんだん気持ち良くなってきます。なんだか切なさもこみ上げてきます。

居眠りしてしまっても、それはそれでアリでしょう。
こんなのを「珍盤」などと呼んでは、ある筋の人たちから怒られてしまいそうですが、初めてこういうのを聴く人にとっては「なんじゃこりゃ?」以外の何物でもないでしょう。

これももちろん中古で入手しました。

別に中古でいいじゃん。

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さてここで、編集部より悲しいお知らせです。
執筆者である社員ゴリが檻から逃げ出しまして。

突然ではありますが、「社員ゴリの珍盤倉庫」は、今回が最終回となります。

ご愛読いただいた皆様、ありがとうございました。

画像2: 【最終回】ただ老人が同じフレーズを呟くだけのCD:ギャビン・ブライヤーズ「イエスの血は決して私を見捨てたことはない」

さようなら、社員ゴリ。また会う日まで・・・

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